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こんにちは。
先日からいしころ合同会社さんのインターンシップに参加しています石川ほの美です。
前回の投稿から引き続き、インターンシップで行った活動について書き綴っていきます。

 

専門家派遣による授業

8月19日と27日、株式会社花善さんの依頼による専門家派遣事業が行われ、大館東中学校の授業に参加させていただきました。
今回、花善の新商品のパッケージデザインは大館東中学校の生徒たちのアイディアも含まれた共同制作となりました。またいしころ合同会社は専門家派遣として、授業内ではイメージ案の提示やデザインをする上でのポイントのアドバイスなどを行いました。

<19日:アイディア交換会>

この日は主にパッケージデザインやネーミングについてのアドバイスを生徒たちに行い、それを踏まえた上で新たなアイディアを交換し合いました。

生徒たちは花善の魅力だけでなく、大館や自身の学校の魅力を知ってもらうにはどうすればよいか熱心に考え、様々なアイディアをイラストや言葉に表していました。
しかし新商品は少し高価な代物と想定されたため、デザインには高級感やインパクトのあるようなネーミングが求められます。
そこで定めた方向性をもとに高級感を表すにはどうしたらよいかを試行錯誤ながら話し合い、少しずつアイディアの交換が行われました。

私も事前にネーミング案などを考えましたが、「これぞ!」というものを見つけられず、生徒たちに交じって話し合いにも参加していました。しかし生徒たちも意識するポイントが多かったためにアイディアが浮かんでこず、初めは難しく感じていたようです。そこで注目ポイントを絞り、話題を提供することで次第にアイディアがポンポンと出てきました。私には思いつかなかったアイディアもたくさんありました。

<27日:アイディア案公開>

まず初めに、私と同じくインターンシップに参加された近藤さんによるネーミング案のアドバイスが行われました。それはネーミングの際、テーマを一つ設定することでアイディアの方向性が定められるため、案を絞りやすくできるというものでした。実際に擬音やリズム感に注目したもの、比喩を誇張したものなどの様々なネーミング案が挙げられました。

このネーミングのコツに私は衝撃を受けました。方向性を定めつつアイディアを出すことができるため、文章を書く際にはとても役立つ方法です!実際にこの方法を試したところ、頭の中を整理しながらアイディアを考えることができました。

次に生徒たちのアイディアをもとに作られた、6パターンのパッケージデザイン案の見比べが行われました。そのうえで生徒たちの話し合いが行われた結果、それぞれの良い点や改善点を多く集めることができました。
このパッケージデザインは完成版が次回の授業で発表され、実際に商品パッケージとなります。ぜひ皆さんにも手に取ってみてください!

 

今後につながる糧とは

今回私が専門家派遣事業を通して、新商品がどのように作り出されるのかを知りました。その中でも方向性を定めることや様々なアイディアを集めることで新しい視点を見つける重要さを実感しました。私自身もこれらを後回しにしてしまい、なかなか考えがまとまらないことが多くありました。そのため、この活動で学んだコツや考え方などを今後の自分の濃色として繋げていきたいと思います。

また東中学校で行われた授業を通して、地元と繋がって活動する大切さを実感できました。特に中学生たちが地元について深く考え、地元企業と携わることを楽しんでいる姿を見て強く感じました。この機会は大きな経験であり、将来に役立つ糧になると思います。
私は学生の時には地元への興味はほとんどなく、地元の企業や活動、魅力について全く知りませんでした。しかし徐々に地元の良さを知り、その魅力に惹かれたことが「地域活性化について学びたい」ということにつながっています。しかし「もう少し早くから気づいていれば…」と考えることがあります。早くから地元について知ることで、将来のやりたいことに気が付くことができたかもしれません。
そんな後悔も少々ありましたが、今回のインターンシップに参加したことで地元に関わるきっかけをもらえた気がします。そんな機会を早くから経験できる場が増えていくことが、地域が盛り上がるきっかけの一つになると考えました。

 

インターンシップの中で見つけた軸

インターンシップに参加し、地元の魅力を再発見すると共に“働く”とはどのようなことかを強く実感することができました。以前までは漠然と誰かの力になる仕事ができたらいいな、と考えていました。しかし実際に地元に携わり、地元の人々が喜ぶ姿や楽しむ姿を見てやりがいを強く感じられました。そして何気ない日常の中にあった地元の魅力を再び知ることのおもしろさにも気が付けました。
何をやりたいのか、それはまだ自分の中で確定していません。ですが地元の大館と関わっていける何かをしたい。この思いが将来を考える軸になっていくだろうと感じました。
この軸を曲げずに自分の進む道を見つけていきたいと思います。